ご利益
フィリピンのキリスト教式の婚礼で使われるアラスは、新しい家庭を支える誓いを表す13枚の硬貨です。司祭が祝福した硬貨を、新郎が新婦の開いた手に渡します。これから同じ暮らしを作っていくことが、言葉と一緒に、両手で受け取れる形になる場面です。
式に取り入れたい二人なら、用意する前に、どんな暮らしを一緒に作りたいか話してみましょう。日々のやりくりをどう分け合うか、困ったときに何をして支え合うか。具体的なことを一つ思い浮かべると、硬貨を渡す意味が自分たちの言葉になります。
運気アップの方法
結婚式で行うなら、まず式を司る人と進め方を相談します。儀式用の硬貨13枚を、小さなかごなどに入れて用意します。誰が持ってくるか、いつ手に取るかを決めて、落ち着いて渡せるように一度合わせておくと、当日の動きが分かりやすくなります。
司祭の祝福を受け、式を進める人の合図に合わせて、新郎から新婦の手へ硬貨を渡します。手のひらに音が落ちるひとときに、これからの家庭で大切にしたいことを心に置きます。式を終えたら、思い出の品と一緒に取っておくこともできます。
祝いの品として渡すときは、アラスの意味を一言添えましょう。式に取り入れるかどうかは二人に任せられます。
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由来・歴史
アラスはスペイン語に由来する名前で、スペインや中南米、フィリピンの婚礼で使われてきました。フィリピンでは硬貨をかごに入れ、司祭が祝福してから渡す形が紹介されています。13枚をキリストと12人の使徒に重ねる解釈もあり、枚数に意味を見つける人もいます。
硬貨を渡す行為には、新しくできる家庭に必要なものを支え合うという願いが託されています。結婚式では花や衣装も目を引きますが、アラスの場面は、これからの日々に目を向けさせてくれます。手のひらから手のひらへ渡る小さな硬貨を見ながら、二人が一緒に暮らしを始めることを、その場にいる人も祝える習わしです。