ご利益
暗くなった窓辺に星が一つ見えると、家に着く前から迎えられた気持ちになります。フィリピンのクリスマスを彩るパロルは、そんな灯りを家に添える星形のランタンです。形のもとになったのは、キリストの誕生の物語で東方の博士たちを導いた、ベツレヘムの星。人を導く光にちなんで、大切な人の帰りを待つ窓辺を照らします。
色紙の星には昼間にも見える鮮やかさがあり、カピス貝を使った星には灯りを通したときの独特のつやがあります。家の中から眺めたいか、外から見える場所に置きたいかを考えて選んでみましょう。
運気アップの方法
窓辺や玄関近くなど、星の形がよく見える場所を一つ決めます。ランタンの重さを支えられる場所とフックを選び、照明が付いている品は使い方に従って取り付けます。紙の飾りが垂れているものなら、先まで伸ばせる高さに掛けてみてください。
夕方になったら灯りを入れて、家族と一緒に眺めます。「離れていても、またここで会えますように」と、顔を思い浮かべながら願いを伝えましょう。プレゼントにするなら、最初にどこへ飾るかを相手と話すのも楽しみです。
家族の予定が合わない日は、一人で灯りを眺めても構いません。次に一緒に食卓を囲めるときまで、帰る場所を思い出させてくれる星にします。
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由来・歴史
パロルの形としてよく知られるのは星ですが、作り方や見え方は一つではありません。ラスピニャスでは色の付いた薄い紙のランタンから、カピス貝を使って内側から照らすものまで、さまざまなパロルが作られてきました。骨組みが星の形を作り、光を通す面の素材によって、同じ星でも色の見え方が変わります。
パンパンガ州サンフェルナンドでは、作り手たちが大きなランタンを組み上げる祭りも開かれます。灯りをどう動かすかまで工夫する技術は、家族の間でも受け継がれてきました。窓に掛ける星と町の大きな灯り。規模は違っても、どちらもクリスマスの季節に、家族や地域の人が顔を合わせるきっかけになります。